最終更新日: 2023/2/10
SSCC(エスエスシーシー)とは?
SSCC(Serial Shipping Container Code)は、物流・出荷などの輸送用梱包単位の識別コードです。
パレットやコンテナ、ケース等の個々の物流梱包を識別することができる国際標準コードで、主に検品作業等の効率化などに活用されています。
SSCCは、頭1桁の拡張子、GS1事業者コード、シリアル番号、チェックデジットの数字18桁で構成されています。拡張子とシリアル番号は、SSCCを設定する事業者が任意に設定します。チェックデジットの計算方法は、GTIN、GLNと同様です。
シリアル番号(連続梱包番号)は、9桁(または7桁)で企業内で管理する番号で、1番から最後まで付番したら、再び1番から繰返し使用します。したがって、同じ番号が存在することになるが、荷物を追跡しなければならない期間に同じ番号が存在しなければ問題ないという認識に基づいています。
GS1-128を作成する際、頭にGS1アプリケーション識別子(AI)を使用しますが、SSCCを表すAIは(00)を使用します。
SSCCの利用状況
日本でも一部の企業から活用が広がってきていますがヨーロッパ各国ではSSCCを使った物流ラベルの活用が進んでいます。
アマゾンはこのGS1-128という規格のバーコードを利用したSSCCを採用しています。
パレットやコンテナ、ケース等の梱包にSSCCを設定し、SCMラベル等にGS1-128シンボルでバーコード表示し、SSCCをキーとする事前出荷データを納入先に送信します。
SSCCをGS1-128シンボルに表したイメージ